被害概要: 国道398号の路面下側の土砂が侵食して陥没。
調査当時の状況: 調査時には二車線の8割程度が崩落していた。
メモ: 当該地は道路陥没地点の対岸に砂洲が発達しており、砂洲と植生の影響があったと考えられる。また,陥没地点の直上流に床固(落差工)のようなものが見られるのと、直下流に海岸から延びている護岸の上流側の終点がある。それらの構造物からも何かしらの影響を受けているものと推察されるが、上空からは判別が難しかった。
被害概要: 決壊により付近の水田が広く浸水。浸水域の家屋も被害。
調査当時の状況: 決壊地点において、水の流れは止まっているように見え、出来川と江合川の水位が
下がらないと、堤内地の水が吐けていかない様子。
メモ: 名蓋川に比べると復旧が遅れている様子。自然流下を待っている模様。今回の豪雨は県北で累積雨量が多く、名蓋川より北側に集水域を持っていること、さらに北側に集水域を持つ江合川の影響で浸水が長引いている模様。
被害概要: 決壊により付近の水田、家屋が被害。2015年, 2019年, 2022年それぞれで決壊。
調査当時の状況: 重機による復旧が始まっていた。堤内地から堤外地に水流が確認でき、復旧が進められている様子。
複数箇所で決壊している様子が見られた。
メモ: 勾配が緩く、複数箇所で決壊,越水していた様子なので、ハード面での対策は一定区間に渡って連続的に行う必要がある。集水域には水田が多いため,水田貯水による一時的な流出の抑制も有効と思われる。
合流点付近では多田川からのバックウォーターの影響があった模様だが、合流点から離れた場所で複数の天端侵食が見られたため、名蓋川流域にもたらされた雨量の多さが窺える。簡易型河川監視カメラ画像からも越水の様子が確認された。
被害概要: 冠水によりタクシーが複数台水没
調査当時の状況: 既に水はひいており、車が通れる状況であった。
メモ: 近くを流れる高城川から越水したという情報は寄せられておらず、内水による浸水と見られる。